どうもM2です。
本日のお題は、6アビリティーの中の4番目の能力について解説していきます。少し内容が多いので2回に分けての投稿です。
本を読んでもできるようにならない
どんな競技にも「これで強くなる〇〇〇」みたいな書籍がたくさんありますが、たいていは初心者向けに書かれたものです。
そういった本には、必ず「基本のフォーム」が紹介されています。
卓球の場合、用具の説明、握り方(グリップ)、かまえ方、フォアハンドロング、バックハンドロング、フットワーク、・・・・・。
みたいな流れになっていて、どの本を見ても内容はほぼ同じ。ごめんなさい。はっきり言って「つまらん」って、毎回思います。
これを初心者が読んで「できるようになる」ことは、ほとんど無いからです。これ読んでできるのは、いや理解できるのは「もう、できている人」です。
なぜ、そう言えるのかというと、たとえば卓球のフォアハンドドライブ(強い前進回転をかける技)であれば
・「書かれている動きのままできたら」上手くいく前提になっている
・なぜその動き方が良いかまで説明していない
・スイングスピードが重要だが連続写真が載っていたとしても、それを感じられない。
これ以外にも、いくつか理由はあるのですが、紙で伝えられる限界がやっぱりあります。最近は、動画で技術紹介をしているものが多いのでスピード感については解消されていることもありますが、上の2つはどの動画を見ても、たいていは納得でき無いですね。
だから、できてる人からすると「そう、この通り」と思うかもしれませんが、全く初めての方は「理解していない」わけですから、当然、その本を読んだだけて実際にボールを打てる可能性はとても低いわけです。
運動は独学より、習うべし
ここで、明確にお伝えします。運動ができるのは「脳」が指令をだしているからです。
そうでない指導法の代表。指導者がよくやることで、できない人の背後に回って手取り足取りフォームを教える、あれです。
ゴルフで可愛い女性に、おっさんが背後から腰のあたりに手を添えてニンマリする昭和のコントの定番。
教えて方の一つで、これを否定するわけではないのですが、それで打った時のボールが良いのと、自分自身でイメージして「脳」が体に指令をだして打ったボールが良いのとは、この時点では雲泥の差があるんです。
そういう意味で、頭で理解していない状態では、脳は正確な指令をだすことができず、その運動を体で表現するのは難しいということになります。
しかも、書いている人が、とても有名な「選手」だったりするんですが、本によって微妙に内容が違っていたり、違うことが説明されていない(なぜその動きが良いかを)。たくさんの本を読みまくったら、余計に何が正解か分からなくなるでしょうね。
スクールで習う意味
じゃあ、どうすればいいの??となるわけですが、答えは簡単です。
実際に、人に習えばいいんです。
なんだ、その答えは~~~~~。と思われる方もいると思いますが、私の理論ではそうなります。
よく言うでしょ。「はじめは肝心だから、プロに習ったほうがいいよ」って。
その、はじは肝心だから。この言葉こそが「はじめは基本フォームを習うことが大事」を指しています。
10人いれば、体型、骨格、運動に関する知識、経験が全く同じなわけがありません。聞き取る側が正反対に「理解」していることもたくさんあります。
本が、人それぞれに、かつ本人が理解できるレベルまで解説していたら情報量がハンパなくて、街額なく見た目は広辞苑です。誰も買わない。
だから、本で「だれでもできる〇〇」なんて、甘い!!甘すぎ!!
だからこそ、よい指導者は自分の指導してきた経験から「この方には、この言葉でここを意識させよう」と常に考えています。少なからず、私はそうしています。よって良い指導者です(笑)
だから、スクールがあるのです。
それを仕事にしている「そこまで実績が無くても良い指導者」がいるのです。
基本フォームを身につけるには、指導者に習うべし。
次回、基本フォーム力について、もう少し解説します。